2010年10月16日
Romanの記憶 FallnAngelCreation
どうも。SIMオーナーSeriです。
普段はあまりブログを書かないのですが、秋なので(何)、センチメンタルにRomanに纏わる思い出でも書いてみようかと思います。
今日は、私の大切な友人、FallnAngelCreationのAzrielとの思い出など。

FallnAngelCreationと私が出会ったのは、海外のひっそりした、中世RPのSIMでした。
当時私がお手伝いをしていたとあるモールへ誘致するテナントを探していた時でした。
もともとRLでもゴシックが好きだった私にとって、クリエイターAzrielの作る作品はずっぽりと刺さりました。
気がついたら勢いでIMしていました。
「貴方のつくる作品に惚れた!ぜひ日本のモールに出てくれませんか!」
カタコトの私の英語に、Azrielは丁寧に返事をくれました。
私が日本人なのを知って、わざと短いセンテンスと簡単な表現を選んでくれました。
そして快く出店をOKしてくれました(無料での誘致だったしね)。
今はもう、そのモールは無くなってしまいましたが。

"Falln-CaeliaGownPurple-" ORIGINAL UPLOADED BY seri Writer.
私がAzと出会うきっかけになったCaeliaGown。修道女なのにセクシー。
一目惚れでした。ちゃんと隠れてるスカートもついています
Azが本来ならそんな日本の片隅のモールに出店するような立場の人ではない、と気がついたのはそれからしばらくしてからでした。
売り上げ高でいったら、おそらくSLトップクラスのゴシックの老舗(それはAZが支払っているクラシファイド広告の金額でおおよそ想像できた)であるということに、気付くまでだいぶ時間がかかったのです。

"Falln-CaeliaGownPurple-" ORIGINAL UPLOADED BY seri Writer.
Caeliaの後ろ姿。この後ろの編み上げがもうツボすぎました
そのくらい、Azは私に優しくしてくれました。
とてもフランクに、時々は私の英語の先生もしてくれました。
AzのパートナーであるTomoも、同じく私を可愛がってくれました。
Fallnには他の店舗と同じくグループがあります。
海外のグループはただのアップデートグループではなく、ファンの語らいの場としての役割を持つことが多々あります。
Fallnのグループはそのなかでも活発なほうで、ほぼ毎日、誰かと誰かが語りあっています。
商品の感想のこともあれば、RLでAZが行った旅行の写真がはられることもあります。
時々ですが、Tomoがいたずらに「Azは今ぼくの隣で寝てるよ!可愛いよ!みんなうらやましいでしょう!」とか言って、グループメンバーたちが「Grrrrrrr」とか「やあTomo,早くAzの寝顔をフリッカーにUPするんだ!w」とか言い合ってたりもします。
私のSL一年目の英語の訓練は、ほぼこのFallnのグループで鍛えられたと言っても過言ではありません。
FallnはSL初期から着物を作っているお店でもありましたから、当然Fanにも日本ひいきな方が多く、私が日本人だと知ると、多くのAngels(Fallnのファンのこと)から「この漢字はどういう意味なの?」とか「このアイテムはこういう使い方であっているの」とか質問も多くなり、それに答えようと必死になっているうちに、自然と英語が上達していくのを感じました。
私がRomanの構想を作った時、「日本人が知らない海外のHQな店を、なんとか誘致したい」という希望がありました。
そしてやはり、私のなかでの候補はAzだったのです。
しかし、何も知らずにモールに誘ったあのころとは、状況が違います。
これから始まるSIMで、トラフィックも何も約束できない。
大正時代というニッチな時代。
外人に受けるかは未知数。
日本人にとってはAzの作品は少々値がはる。
そんな賭けみたいなところに、AZにお金を払って出てもらうわけにはいかない。
そう思った私は、赤字を覚悟してAzにIMしました。
「あのね、あたらしいSIMを作ったの。どうしても貴方のお店に出て欲しいの。賃料、無料でいいから、もし嫌じゃなかったら出品してくれない?」
そうして、SIMの一番の大通りに面したお店をAZのための場所と決め、LMを送ったのです。
Azは「OK、あとでTomoと一緒に見に行くよ。返事はそれからでいい?」
と言ってくれました。
次の日、INした私はまず驚愕しました。
レンタルボックスからの通知でした。その内容は「Azrielが貴方のお店をレンタルしたよ」と知らせてくれました。
しかしその場所は、私が用意したAzのための無料の場所ではなく、SIMのどちらかというと裏通りの、目立たない場所で、しかも正規の料金がかなりの期間分支払われていたのです。
あわてて私はAzにIMしました!
「Az,間違えてるよ!貴方のための無料の場所はそこじゃないわ!」
そうしたらAzは、hehe,と笑ってこういいました。
「いいかい、ぼくの友達のseriが『ここが素敵な場所よ』と言ってランドマークをくれたんだ。そしてぼくはTomoと一緒にそこにデートに行ったのさ。ああ、それはもうファンタスティックな場所だったよ!ぼくはこのSIMを作った人に感謝したいと思った。そうしたらどうだい、目の前にレンタルボックスがあるじゃないか!だから僕は、そこを借りることに決めたのさ!」
「ぼくは友達にお情けでお金を上げるほどFunnyでもないのさ。ぼくは本当に、そのSIMを気に入ったんだよ」
「そして、あの場所でもきっと、あのSIMなら売り上げは出るさ!だってすばらしいもの!」
私はPCの前でぼろぼろ泣きました。
色んなひとから「大正とかニッチすぎる」「日本人にもニッチなのに、海外に通用するはずはない」。
そんな風に忠告されて、初めてのテーマSIMで、とても弱気になっていた私にとって、Azのその言葉がどれほどの自信と勇気をくれたでしょう。
わたしはただ、何度も何度も「Thank you its my plesure」と、しゃくり上げながら繰り返したのです。
あれからもう一年以上です。
Azは今でも変わらず私に優しくしてくれます。
Huntの時も、Tomoと一緒にこっそり一般参加しているAzを見つけてすこし笑ったりもします。
Azが紹介してくれた縁で、The Black CanaryのMorriganという愛すべき友達も出来ました。
(Morriganがいかにキュートな人かは、また別のお話とします。彼はRomanのアイドルですw)
私の記念日に、私の名前を付けたドレスを作ってくれたりもしました。

"Falln-SeriDressGolden-" ORIGINAL UPLOADED BY seri Writer
Azが黙って作って、ある日いきなりプレゼントしてくれた「SeriDress」。
全色パックが黙って送りつけられてビビった。 .
Az「日本のほら、石で出来ていて・・・神社やお寺にあって・・・なんか小さなモニュメントで・・なかに光がいれられるやつ!あれなんていうの!!」
Seri「nmmm・・・灯篭のこと?」
Az「Great!それだよそれ!!」
そんな会話の三日後に、何故か送られてきたのは人魂のRezzarだったりして「灯篭作るんじゃなかったのかよ!」とか私を脱力させてくれたりします。
私とAzの関係は、であったころから少し変わってしまってけど(テナントとSIMオーナーという立場)、今でも変わらず、私を「愛すべき日本の可愛い人」と言ってくれるAzを、私も勝手に「Romanの恩人」だと思っています。
あの日、Azから受けた最大の賛辞を忘れられずにいるから、私は今日も、Romanを維持し、盛り上げるためにがんばろう、と思えるのです。
そんなAzのお店はこちら
http://maps.secondlife.com/secondlife/Roman/99/51/29
普段はあまりブログを書かないのですが、秋なので(何)、センチメンタルにRomanに纏わる思い出でも書いてみようかと思います。
今日は、私の大切な友人、FallnAngelCreationのAzrielとの思い出など。

新作のAvaritiaGawn。上品なのにセクシーな退廃美
FallnAngelCreationと私が出会ったのは、海外のひっそりした、中世RPのSIMでした。
当時私がお手伝いをしていたとあるモールへ誘致するテナントを探していた時でした。
もともとRLでもゴシックが好きだった私にとって、クリエイターAzrielの作る作品はずっぽりと刺さりました。
気がついたら勢いでIMしていました。
「貴方のつくる作品に惚れた!ぜひ日本のモールに出てくれませんか!」
カタコトの私の英語に、Azrielは丁寧に返事をくれました。
私が日本人なのを知って、わざと短いセンテンスと簡単な表現を選んでくれました。
そして快く出店をOKしてくれました(無料での誘致だったしね)。
今はもう、そのモールは無くなってしまいましたが。

"Falln-CaeliaGownPurple-" ORIGINAL UPLOADED BY seri Writer.
私がAzと出会うきっかけになったCaeliaGown。修道女なのにセクシー。
一目惚れでした。ちゃんと隠れてるスカートもついています
Azが本来ならそんな日本の片隅のモールに出店するような立場の人ではない、と気がついたのはそれからしばらくしてからでした。
売り上げ高でいったら、おそらくSLトップクラスのゴシックの老舗(それはAZが支払っているクラシファイド広告の金額でおおよそ想像できた)であるということに、気付くまでだいぶ時間がかかったのです。

"Falln-CaeliaGownPurple-" ORIGINAL UPLOADED BY seri Writer.
Caeliaの後ろ姿。この後ろの編み上げがもうツボすぎました
そのくらい、Azは私に優しくしてくれました。
とてもフランクに、時々は私の英語の先生もしてくれました。
AzのパートナーであるTomoも、同じく私を可愛がってくれました。
Fallnには他の店舗と同じくグループがあります。
海外のグループはただのアップデートグループではなく、ファンの語らいの場としての役割を持つことが多々あります。
Fallnのグループはそのなかでも活発なほうで、ほぼ毎日、誰かと誰かが語りあっています。
商品の感想のこともあれば、RLでAZが行った旅行の写真がはられることもあります。
時々ですが、Tomoがいたずらに「Azは今ぼくの隣で寝てるよ!可愛いよ!みんなうらやましいでしょう!」とか言って、グループメンバーたちが「Grrrrrrr」とか「やあTomo,早くAzの寝顔をフリッカーにUPするんだ!w」とか言い合ってたりもします。
私のSL一年目の英語の訓練は、ほぼこのFallnのグループで鍛えられたと言っても過言ではありません。
FallnはSL初期から着物を作っているお店でもありましたから、当然Fanにも日本ひいきな方が多く、私が日本人だと知ると、多くのAngels(Fallnのファンのこと)から「この漢字はどういう意味なの?」とか「このアイテムはこういう使い方であっているの」とか質問も多くなり、それに答えようと必死になっているうちに、自然と英語が上達していくのを感じました。
私がRomanの構想を作った時、「日本人が知らない海外のHQな店を、なんとか誘致したい」という希望がありました。
そしてやはり、私のなかでの候補はAzだったのです。
しかし、何も知らずにモールに誘ったあのころとは、状況が違います。
これから始まるSIMで、トラフィックも何も約束できない。
大正時代というニッチな時代。
外人に受けるかは未知数。
日本人にとってはAzの作品は少々値がはる。
そんな賭けみたいなところに、AZにお金を払って出てもらうわけにはいかない。
そう思った私は、赤字を覚悟してAzにIMしました。
「あのね、あたらしいSIMを作ったの。どうしても貴方のお店に出て欲しいの。賃料、無料でいいから、もし嫌じゃなかったら出品してくれない?」
そうして、SIMの一番の大通りに面したお店をAZのための場所と決め、LMを送ったのです。
Azは「OK、あとでTomoと一緒に見に行くよ。返事はそれからでいい?」
と言ってくれました。
次の日、INした私はまず驚愕しました。
レンタルボックスからの通知でした。その内容は「Azrielが貴方のお店をレンタルしたよ」と知らせてくれました。
しかしその場所は、私が用意したAzのための無料の場所ではなく、SIMのどちらかというと裏通りの、目立たない場所で、しかも正規の料金がかなりの期間分支払われていたのです。
あわてて私はAzにIMしました!
「Az,間違えてるよ!貴方のための無料の場所はそこじゃないわ!」
そうしたらAzは、hehe,と笑ってこういいました。
「いいかい、ぼくの友達のseriが『ここが素敵な場所よ』と言ってランドマークをくれたんだ。そしてぼくはTomoと一緒にそこにデートに行ったのさ。ああ、それはもうファンタスティックな場所だったよ!ぼくはこのSIMを作った人に感謝したいと思った。そうしたらどうだい、目の前にレンタルボックスがあるじゃないか!だから僕は、そこを借りることに決めたのさ!」
「ぼくは友達にお情けでお金を上げるほどFunnyでもないのさ。ぼくは本当に、そのSIMを気に入ったんだよ」
「そして、あの場所でもきっと、あのSIMなら売り上げは出るさ!だってすばらしいもの!」
私はPCの前でぼろぼろ泣きました。
色んなひとから「大正とかニッチすぎる」「日本人にもニッチなのに、海外に通用するはずはない」。
そんな風に忠告されて、初めてのテーマSIMで、とても弱気になっていた私にとって、Azのその言葉がどれほどの自信と勇気をくれたでしょう。
わたしはただ、何度も何度も「Thank you its my plesure」と、しゃくり上げながら繰り返したのです。
あれからもう一年以上です。
Azは今でも変わらず私に優しくしてくれます。
Huntの時も、Tomoと一緒にこっそり一般参加しているAzを見つけてすこし笑ったりもします。
Azが紹介してくれた縁で、The Black CanaryのMorriganという愛すべき友達も出来ました。
(Morriganがいかにキュートな人かは、また別のお話とします。彼はRomanのアイドルですw)
私の記念日に、私の名前を付けたドレスを作ってくれたりもしました。

"Falln-SeriDressGolden-" ORIGINAL UPLOADED BY seri Writer
Azが黙って作って、ある日いきなりプレゼントしてくれた「SeriDress」。
全色パックが黙って送りつけられてビビった。
Az「日本のほら、石で出来ていて・・・神社やお寺にあって・・・なんか小さなモニュメントで・・なかに光がいれられるやつ!あれなんていうの!!」
Seri「nmmm・・・灯篭のこと?」
Az「Great!それだよそれ!!」
そんな会話の三日後に、何故か送られてきたのは人魂のRezzarだったりして「灯篭作るんじゃなかったのかよ!」とか私を脱力させてくれたりします。
私とAzの関係は、であったころから少し変わってしまってけど(テナントとSIMオーナーという立場)、今でも変わらず、私を「愛すべき日本の可愛い人」と言ってくれるAzを、私も勝手に「Romanの恩人」だと思っています。
あの日、Azから受けた最大の賛辞を忘れられずにいるから、私は今日も、Romanを維持し、盛り上げるためにがんばろう、と思えるのです。
そんなAzのお店はこちら
http://maps.secondlife.com/secondlife/Roman/99/51/29
Posted by seri Writer at 09:35│Comments(1)
│Roman(大正浪漫SIM)
この記事へのコメント
感動した!!!
いいお話ありがとう♪
これからも頑張ってね^^
私もえっちらほっちら頑張ってみようと思った。
心を打たれたよww
いいお話ありがとう♪
これからも頑張ってね^^
私もえっちらほっちら頑張ってみようと思った。
心を打たれたよww
Posted by Arvel at 2010年10月18日 22:50